農業・施設園芸・植物工場の未来

農業技術士 土屋和のホームページです

執筆活動

著書・論文(共著含む)、投稿記事、インタビュー記事などです。ぜひご覧ください。

 

土屋和 「スマートグリーンハウスの展開と今後の課題 ーデータを活用した施設園芸による生産性向上̶ 機械化農業2022年8月号(新農林社)掲載

pdf 機械化農業2022.8特集 スマートグリーンハウスの展開と今後の課題.pdf (1.87MB)

 スマートグリーンハウスは「データを活用する施設園芸」として,今後の生産性向上等に資するものとして期待されます。スマートグリーンハウスの事例について紹介し,今後の展開などについても考察をいたしました。

 

「CO2の分離回収・有効利用技術」 サイエンス&テクノロジー 2022.6.28発行

 CO2の分離回収の技術を中心に、さらに有効利用について最新の動向を紹介するものです。担当章では、すでに施設園芸で実装、実証された技術について、分離回収技術の出口のひとつとして紹介しています。。

  

土屋和 図解&事例 スマート農業が拓く次世代の施設園芸 スマート化による生産性向上の事例集 日刊工業新聞社 2022.3.29発行

 スマート農業はロボット・AI等の先端技術を活用して、高品質生産を実現する新たな農業のこと。本書は、施設園芸とスマート農業にかかわる技術と動向を「図解」と「事例」でわかりやすく解説したもの。スマート化と生産性向上の視点で、今後の施設園芸の動向についても触れています。2022年3月に発刊いたしました。

 

土屋和 制御したい施設内環境次世代施設園芸地域展開促進事業技術マニュアル 2021.3発行(静岡県経済産業部農業局) 

 施設園芸の環境制御では、外部環境(日射量、気温、湿度、風等)の変化や、植物の生育状況に応じて、各環境要素の制御と調整を行います。近年は環境モニタリング装置の導入も進み、そのデータをどのように活用するか様々な議論や実践がされています。本稿では植物の生育や栽培での経済性を念頭に置き、どのような観点で施設内環境の制御を行うべきかの基本的な考えについてご紹介いたします。

  

森浩光・土屋和 「技術士第二次試験『総合技術監理部門』難関突破のための受験万全対策」 日刊工業新聞社

プレスリリース

  国家資格の技術士は農業から原子力までの20の部門があり、さらに総合技術監理部門というマネジメントの視点から創設されたものがあります。著者の森氏と私は、総合技術監理部門の資格試験受験指導経験をもとに、セミナーを受講するように読んで理解できる内容の参考書を執筆し、2021年2月に発刊いたしました。3月には緊急重版が決定、受験生の皆様のお役にたっているものと自負しております。  

 

土屋和 「コロナ禍の施設園芸・植物工場業界への影響」 ハイドロポニックス 34(1) 14-15(日本養液栽培研究会)

掲載誌目次

  新型コロナウィルス感染拡大は,施設園芸・植物工場分野にも様々な影響を及ぼしています。現在進行形のことであり、聞き取りを中心に 7 月末迄の生産、販売、雇用、外国人技能実習生、資材や種苗調達等の状況について報告をしました。また農場での感染対策や、施設建設工事で必要な打ち合わせのオンライン化などの動き、さらに情報交換や研修等でのオンラインの活用など、新たな動きについても触れました。 

 

土屋和 「日本の施設園芸の現状と課題 —規模拡大と生産性向上— 機械化農業2020年8月号(新農林社)掲載

pdf 機械化農業2020.8特集 施設園芸の現状と課題.pdf (2.19MB)

 この20年の日本の施設園芸の生産動向、生産性向上と規模拡大の動向、スマート農業への展開、施設コスト低減の取組みにして事例を交えて考え方を示しました。

 

土屋和 「2019年 私の技術士業務」 日本技術士会千葉県支部会報 第11号 (2020年3月31日):P2に掲載

技術士事務所を2019年4月1日に開設するにあたり、事前準備として技術士の個人ホームページ開設、個人ブログによる情報発信を行い、事務所開設後の1年間の活動内容について紹介しました。

 

新時代に向けた植物工場ビジネス~人工光型植物工場を中心とした採算・収益性のUP、有用植物の栽培、AI/IoTの活用~ 情報機構 2020.2.20発行 

pdf 20200220新時代に向けた植物工場ビジネス.pdf (0.88MB)

 「スマート農業と植物工場」の執筆を担当し、スマート農業実証プロジェクトに至る技術開発や植物工場の流れと今後の課題について示しました。

  

 土屋和 施設園芸・植物工場の展望 ― 大規模化と生産性向上に向けて ― ベース設計資料 No.181建築編(2019年前期版) 掲載 

pdf ベース設計資料(187)寄稿 施設園芸・植物工場の展望.pdf (2.56MB)

 建築工業調査会発行の本誌は、建設関係の官公庁や工事施工業者向けに発行されております。施設園芸や植物工場の現状と今後の展望について最近の調査結果や生産性向上の取り組みの面から示しました。

 

土屋和 『農業・農村・食料をめぐる事情の紹介-農業及び蚕糸科目-(6)【Ⅰ.農業-5】次世代施設園芸における植物工場技術の利用』 農業および園芸 2019年5月1日発売 第94巻 第5号 掲載 

 pdf 次世代施設園芸における植物工場技術の利用.pdf (0.72MB)

 日本技術士会農業部会で、技術士会会員向けに編集した教材を執筆し、農業及び園芸誌に連載掲載されました。次世代施設園芸など大規模化にともない、広範な分野となっている植物工場技術について紹介をしました。

 

土屋和 「スペイン施設園芸における農業技術者の実態調査」 日本技術士会千葉県支部会報 第9号 (2019年4月1日):P2に掲載

世界第二の面積を有するスペインの施設園芸において、指導的役割を持つ農業技術者(ingeniero de agronomo)の活動状況の調査を行いました。所属する日本技術士会千葉県支部の会報への投稿記事(活動紹介)です。

 

土屋和 「日本の施設園芸の現状と課題」 機械化農業2018年7月号(新農林社)掲載 

pdf 機械化農業2018.7特集 施設園芸の現状と課題.pdf (1.29MB)

 これから日本の施設園芸と食料供給を維持発展させるための3つの課題(施設生産性、労働生産性、エネルギー生産性の向上)、および経営規模拡大についての考えを示しました。

 

化学メーカーが植物工場に次々参入する理由 東洋経済オンライン(2018年5月12日)

編集委員で記者の田宮様に、最近の植物工場の動向について取材を受け、オンラインの記事にしていただきました。日本施設園芸協会からのコメントが該当部分です。 

 

土屋和 「次世代施設園芸における植物工場技術の利用 技術士CPD教材(農業)農業・農村・食料をめぐる事情 (日本技術士会農業部会、2018年2月)掲載 

 pdf 次世代施設園芸における植物工場技術の利用.pdf (0.72MB)

 日本技術士会農業部会で、技術士会会員向けに編集した教材を執筆しました。次世代施設園芸など大規模化にともない、広範な分野となっている植物工場技術について紹介をしました。

 

富田因則、土屋和、山下雄、石田豊 「次世代農林水産業における技術士の役割 ーゲノム編集、植物工場、6次産業化 & 農商工連携ー」 技術士2017年10月号 p4-7(日本技術士会)掲載 

pdf 次世代農林水産業における技術士の役割-ゲノム編集、植物工場、6次産業化 & 農商工連携-.pdf (0.92MB)

 日本技術士会生物工学部会で「次世代農林水産業における技術士の役割」として、4名の技術士の講演が行われ、その際の講演内容を改めて執筆したものです。植物工場の章を担当しました。

  

土屋和 「大規模施設園芸と植物工場に関する講演・支援・執筆活動」 日本技術士会千葉県支部会報 第5号 (2017年3月31日):P11に掲載

私の地元である千葉県内で、大規模化が進む施設園芸についての技術的、経営的な課題について、生産者や指導機関向けの講演や支援活動などを行いました。所属する日本技術士会千葉県支部の会報への投稿記事(活動紹介)です。

 

土屋和 「次世代施設園芸の現状と大規模施設園芸の課題」 農業電化 平成29年 第70巻 第2号 p. 6-9(一般社団法人農業電化協会)

農業電化 2017年3月号 目次

pdf 次世代施設園芸の現状と大規模施設園芸の課題.pdf (1.67MB)

全国10箇所に整備された大規模な次世代施設園芸の取組みの紹介、および大規模施設園芸に共通する雇用面や計画面、管理面に関する課題についての紹介記事です。

 

土屋和 「植物工場をめぐる現状と課題」 月刊野菜情報2016年8月号(農畜産業振興機構)掲載

 植物工場の実態調査結果、国内の優良事例紹介、経営強化への道筋などを紹介いたします。

 

「ようやく分かり始めた炭酸ガス施用の本当の効果」 ガスレビュー2016.5.1号 p9-11 掲載 

pdf ガスレビューNo.839ようやく分かり始めた炭酸ガス施用の本当の効果.pdf (0.86MB)

 ガス業界の専門誌でのインタビュー記事です。年々需要が伸びている農業向けのガスのうち、施設園芸に関する実態について、お知らせしました。

  

 土屋和 「育苗技術の進展と養液栽培での展望」 ハイドロポニックス 28(2) 2-3(日本養液栽培研究会)

記事要約

 閉鎖型苗生産システムを利用した育苗、画像処理による苗選別工程を持つ接ぎ木ロボットの開発、二次育苗施設の高度化による大苗の育苗等の技術が開発され、養液栽培での利用場面も拡大しています。それらの優良事例や、経営強化への道筋などを紹介いたします。

 

土屋和 「植物工場技術の発展と今後の課題」 技術士2014年4月号 p4-7(日本技術士会)掲載 

pdf 植物工場技術の発展と今後の課題.pdf (0.32MB)

 植物工場は、猛暑や気象災害の多発により青果物の安定供給の希望が高まる中、計画安定生産の手段として発展しています。植物生理学を基礎とし植物生産の効率向上をはかる環境制御の手法や機器利用が基盤の技術としてあります。こうした技術の特徴や、今後の人材育成の必要性にして紹介しました。

 

竹川昌宏、土屋和 「トマトの 3 段どり養液栽培における周年栽培体系モデル」 兵庫農技総セ研報(農業)Bull. Hyogo Pre. Tech. Cent. Agr. Forest. Fish.( Agriculture) 58, 1-7(2010)

トマトの低段密植栽培を兵庫県農業技術センターとの共同研究で行いました。自分たちで開発した苗テラスと2次育苗装置、NFT栽培装置を使い、年3.7作の栽培を実証しました。

 

 土屋和 「MKVドリームの農業ハイテク事業 「栽培システムを中心として」」 ハイドロポニックス 23(2) 18-19(日本養液栽培研究会)

記事要約

 2009年に発足したMKVドリーム(現:三菱ケミカルアグリドリーム)では、独自の養液栽培システムや閉鎖型苗生産システムの開発を行い,果菜,葉菜,切り花,育苗の各分野に展開をしています。それらには「短期多回転栽培と簡易な栽培技術」,「育苗と本圃生産の一貫体系」,「光環境を重視した整枝法」といった特徴があります。 

 

川城英夫、土屋和、他 「低濃度二酸化炭素施用が促成栽培キュウリの収量に及ぼす影響とその経済性評価」 園学研.(Hort. Res. (Japan)) 8 (4) : 445–449.2009.

現在では一般的になった低濃度CO2施用技術を10年以上前にキュウリ施設栽培で試験をしました。試験設備の設計や経済性評価を千葉県農業総合研究センターと行いました。

 

土屋和 「農作業支援ロボットを用いたトマト3段密植栽培システムの開発と課題」 日本養液栽培研究会 通信員記事 (2008)

ユニット交換式の農作業支援ロボットによる省力化、低段密植栽培と閉鎖型苗生産システム、2次育苗装置の組み合わせによる年3.7作の実証栽培等の多くのテーマを盛り込んだ共同研究の紹介記事です。農林水産省の競争的資金によるプロジェクト研究でリーダーを務めました。産学官連携による食料産業等の活性化のための新技術開発事業 平成18年度 採択課題の概要(課題番号H18-5) 

 

土屋和 「低段密植栽培システムの開発」 農業機械学会誌 69 巻 (2007) 1 号 p. 13-17

移動式栽培装置と組み合わせたトマトの2段摘心栽培システムの開発、閉鎖型苗生産システムと組み合わせた3段密植栽培システムの開発を行いました。

  

土屋和 「閉鎖型苗生産システムの開発と利用」 農業水産技術研究ジャーナル Vol.29 (2006)  No.8  p. 25-29 (公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会)

農林水産技術研究ジャーナル Vol.29 No.8【特集】進化する大規模施設栽培 記事要約

pdf 閉鎖型苗生産システムの開発と利用.pdf (2.66MB)

季節や気候の変動に左右されず,良質で均質なセル成形苗を大量かつ省力的に生産する閉鎖型苗生産システムを開発しました。 閉鎖系内の人工環境下で苗生産に最適な環境調節や灌水管理を自動的に行う装置で,低コストで環境負荷の低い苗生産を計画的に行うことができるものです。その後の育苗の方法に変革をもたらした技術と考えます。

 

谷野章、土屋和、他 「園芸施設環境制御装置電源用太陽電池モジュールの開発とハウス内への設置方法の検討 農業機械学会誌 67 巻 (2005) 5 号 p. 124-127

ビニールハウス屋根面などに設置可能なフレキシブル太陽電池を開発し、その設置方法についての検討を島根大学の谷野先生、福岡県農業総合試験場、TDKと行いました。

 

谷野章、土屋和、他 「太陽光発電エネルギーで作動する省電力型ハウス側窓開閉制御装置の開発 農業機械学会誌 67 巻 (2005) 2 号 p. 100-110

ビニールハウス屋根面などに設置可能なフレキシブル太陽電池を開発し、側窓自動開閉に用いるための温度制御機能とバッテリーへの充放電制御機能を持つ制御装置の開発を、島根大学の谷野先生、福岡県農業総合試験場、TDKと行いました。

 

崎山一、土屋和、他 「移動栽培装置を用いたトマトの管理作業の快適化と周年安定生産技術の開発 第1報実験施設の概要、作業性及び温熱快適性 千葉農総研研報(Bull・ChibaAgricRes,Cent.)3:13-23(2004)

作業スペースと栽培スペースを区分し、トマトを移動させる栽培システムを千葉県農業試験場と共同開発し、作業の効率化と作業者の温熱環境の快適化を図りました。トマトの低段密植栽培と機械式の移動栽培という2つの技術の組み合わせを行いました。

  

崎山一、土屋和、他 「移動栽培装置を用いたトマトの管理作業の快適化と周年安定生産技術の開発 第2報栽培方法、収量、果実品質及び経済性 千葉農総研研報(Bull・ChibaAgricRes,Cent.)3:25-35(2004)

作業スペースと栽培スペースを区分し、トマトを移動させる栽培システムを千葉県農業試験場と共同開発し、大苗を育苗する方法で年4作を行って、反収27~30t程度の可販果収量を得ることができました。試験栽培施設には温湯暖房装置、保温・遮光カーテン装置、CO2施用装置、固形培地耕用潅水制御装置があり、それらの複合環境制御プログラム開発も行いました。

 

 

杉浦浩文、谷野章、土屋和、他 「太陽光発電エネルギで動作するビニルハウス側窓開閉装置のモデル実験 農業機械学会誌 64 巻 (2002) 6 号 p. 128-136

太陽電池をバッテリー、DCモーターによる巻き上げ換気装置を組み合わせ、無電源での環境制御(側窓開閉による温度調節)を行うシステムを組立て、電気的特性を把握しました。小型の太陽電池と自動車用バッテリーの組み合わせで、実用規模のビニルハウスの側窓自動開閉が行える可能性が明らかになりました。千葉大学との共同研究で、10数年間の太陽電池の農業利用研究の取り掛かりでした。

2024.12.10 Tuesday